kiyosatoの謎備忘録

探索が苦手な年配夫婦二人の謎備忘録です。

ミステリーが大好き、謎解きは周遊と宿泊謎が中心です。

時空をつなぐ神社~ナゾトキは時を超えて~

時空をつなぐ神社~ナゾトキは時を超えて~

参加日 :2024/1/14~15

制作  :ホテルニューオータニ謎解き制作委員会

開催場所:ホテルニューオータニ幕張

ネタバレはありません。
雰囲気バレNGな方はブラウザーをそっと閉じることをお勧めいたします。

あなたがチェックインを済ませて部屋に入ると、テーブルに謎の暗号が書かれた紙が置かれていた。
何故だか惹かれるように紙を持って暗号を見つめる。
この暗号を解かなければいけない使命感を持ったあなたは、この暗号を解いてみることにした。

※公式HPより引用

2回目のニューオータニ幕張での謎解きです。前回は”探索雑魚”が発動して苦労した記憶が・・・・。2度目なら探索も順調にできるはず!と意気込んで行きました。

 

想定プレイ時間は約2時間~4時間、プレイ可能時間は翌日チェックアウトまでと言う事なので、謎解き前にホテルから徒歩5分のアウトレットに行き買い物を楽しんでから謎解きをスタートさせました。

 

まずは第一部の謎を解いていきます。一つだけなかなか見つけられず悩んでいたら、夫が「これだ!」と発見!(夫ありがと~!)

そして「とある指示」を実行して第二部へと突入です。

 

第二部はちょっと悩んだ問題もありましたが順調に進められ「できる人」なったような気分になっていたらガツンとやられました(笑)

その謎、夫は簡単に解いていたんですよ。ただ私がめちゃくちゃ苦手なタイプの謎だったんです。そしてこの日はサッ!と解いた夫のドヤ顔にイラっとしてしまい、ちょっとだけ不穏な空気が流れてしまいました。これは私が悪かった・・・・反省です。

 

最後の問題を解いてフロントに報告しに行くと「修了証」がいただけます。

かかった時間は約2時間、解けない勢の夫婦は頑張りました!(主に夫が)

 

今回は買い物・美味しいご飯・夜景など謎解き以外にも色々な事が楽しめたので良かったです。家からのアクセスもいいので、またホテルの宿泊謎を開催してもらえると嬉しいですね。

VOICE(ボイス)〜死者の声を聞け〜

VOICE(ボイス)〜死者の声を聞け〜

参加日 :2024/01/08

制作  :E-Pin企画

開催場所:古代オリエント博物館

ネタバレはありません。
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ある企業の社長が所有している古代メソポタミア時代の装飾品を寄贈することが決まり、寄贈する前に古代オリエント博物館で特別展が開催されることになった。
社長がこの装飾品を手に入れてからというもの、身の周りで不幸なことが立て続けに起こった。恐れを抱いた社長が調べたところ、「持ち主に不幸をもたらす『暗黒の装飾品』」と呼ばれていることがわかり、手放すことになったのだ。
そして行われた寄贈セレモニーの最中、社長が突然倒れ病院に運ばれる途中死亡した。死因が日本には存在しない古来の毒物であることや、直前に社長が取った奇妙な行動やなどから、装飾品の呪いなのではないかと噂が広まっていた。
ミステリータイムズ社の編集長の知りあいである探偵・黛大悟がこの調査に乗り出すことになった。そして、調査を担当する探偵を募ることが決まった。その白羽の矢が当たったのが、探偵である「あなた」である。

※公式HPより引用

 

前日は「少女失踪事件」でサンシャインシティプリンスホテルに泊り、翌日はサンシャインシティ古代オリエント博物館へ向かいます。

イーピンさんが手掛ける「VOICE(ボイス)〜死者の声を聞け〜」に参加です。

オリエント博物館は20年以上前に一度行ったことがありますが、どんな展示内容だったのかすっかり忘れていました。

受付でQRコードのチケットを読み込んでもらい、調査ファイルを渡されます。まずは入口近くのミュージアムショップに掲出してあるQRコードを読み込んで探偵・黛大吾からの情報を確認します。

その際必ずイヤホンを使用しましょう!

事件の概要が語られます。全体像を把握したら次は音声ガイドアプリ「Pokke」をダウンロードしてから、アプリサイトのボイスメモをダウンロードします。ここまでで下準備は完了です。

さぁ館内を巡り情報をゲットしていきますよ。

まずは最初に指示された場所でQRコードを読み込みます。ふむふむ。さてここからはポイントごとに事件の音声データを聞いていきます。

展示物を一通り閲覧して本番です。探偵・黛大吾の最後のメッセージを読み込み、さらに調査を進めて捜査終了です!最後に個人的に気になったモザイクタイルの出土物を見て博物館を後にしました。

自宅に帰ってからじっくりと事件を精査します。アレがアレだからあの人が犯人!サイトにアクセスして逮捕状を提出します。

 

すぐに逮捕状の結果がメールで送られてきました。

・・・・満点取れました!(パフパフ!)

黛大悟による事件の真相解明を確認してちょっと疑問に感じていた所もスッキリ!池袋ミステリーで唯一の推理ミステリーのコンテンツです。本格推理を是非!

 

 

サンシャインシティプリンスホテル少女失踪事件

サンシャインシティプリンスホテル少女失踪事件

参加日 :2024/01/07-08

制作  :眞形隆之

開催場所:サンシャインシティプリンスホテル

ネタバレはありません。
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池袋にあるとある探偵事務所に、ある家族から一件の依頼が届いた。
なんでも娘が家出をして、数日間、連絡が途絶えているのだという。
警察に届け出を出したが、情報は集まらず、居ても立っても居られずに探偵事務局に訪れたそうだ。
最近、この手の家出少女の失踪事件が増えているらしい。
探偵見習いのアナタは、行方不明になった家出少女の行方を追うことになった。 
アナタは特別な能力を秘めていた。
それは、ある場所や物の持つ記憶を、音声として聞くことができる「サイコメトリー能力」。
この「サイコメトリー能力」を使って、家出した少女の行方を追っていくのだった。

※公式HPより引用

昨年の7月から池袋周辺で「池袋ミステリータウン」と言うイベントが開催されています。

池袋ミステリータウン

池袋に現存する旧江戸川乱歩邸の土蔵、
通称「幻影城」が僅かに揺れた…

この揺れは“ミステリー共鳴波”であり
世界中の時代を超えた様々なミステリーが
幻影城に吸い寄せられ池袋はいつしか不可解な
事件が頻発する「ミステリーの街」となった。

そんな中、ミステリータイムズという小さな新聞社が
この不可解な事件を記事にすべく、真相をもとめ取材をはじめる…

アナタは池袋で起こるミステリーの登場人物となり、
事件に巻き込まれていくのだった。

※公式HPより引用

池袋ミステリータウンは2024.01.10時点で16イベントが登録されています。

その中で今回参加したのはサンシャインシティプリンスホテルに泊まってドラマのストーリーを体験をするイベントです。

 

16:00ホテルにチェックインをして部屋に向かいます。

部屋の中に赤い封筒が1通、ここからストーリー体験のスタートです。

まずは子供の頃にやった宝探しゲーム風のとあることをします。その後LINEを登録し指示に従いホテルの外へ、要所々でサイコメトリー能力を使って情報をゲットしていきます。

ホテルに戻ってあるアクションを起こすと某所に向かう事になります。こんな場所があるんですね。そこには予想外な物があり、例のアレを装着して・・・・なるほど!こうきたか!ちなみに夫は先走りをしてしまい、アレがちょっと微妙な感じになってしまいました(笑)

2時間弱でイベントの終了です。

謎解きでもない、推理イベントでもない、とある事を体験するイベントです。ホラー要素があると書かれていましたが、どの部分がホラーだったんだろう?と思っていたら、夫に「アノ部分はホラーだよ」と言われました・・・・私鈍い?(汗)

 

このコンテンツは設定された世界観にしっかりと入り込むことが重要だと思います。体験終了後、夫と「Auris」についてとかストーリについてとかあれやこれや話が盛り上がりました。

2023年総括

2023年に行ったミステリー・謎解きの総括です。

 

コロナ感染症が5類に移行して徐々にイベントが復活してきて嬉しい限りです。

しかし、参加したイベントは2022年よりも10以上減ってしましました。コロナ5類移行でインバウンドが増えホテルの稼働がアップしたためでしょうか、宿泊型のミステリー・謎解きがガクッと減りました。

我が家のお財布的には嬉しいのですが・・・・気持ちは微妙です(笑)

 

では2023年に行ったミステリー&謎解きの内訳です。

行った・観たイベント数 29

 

推理部門

宿泊ミステリー   :2

公演ミステリー   :7

オンラインミステリー:4

オンライン観劇   :1

ミステリー映画   :1

ミステリー朗読劇  :2

お土産ミステリー  :2

 

謎解き部門

宿泊謎解き   :5

周遊謎解き   :3

持ち帰り謎   :2

参加回数は29ですが、1公演2部作や3部作など面白い試みがいくつかあり、まだまだ公演の運営方法は尽きていないんだなぁと感心しきりでした。制作のみなさんの頭の柔軟性・発想力が本当に素晴らしい。

 

すごい勢いで発展しているマーダーミステリーですが、やはり我が家には合わないと再認識する事があったので、とっても魅力的なコンテンツが出て来るまで参加は見送りたいと思います。

 

それでは各部門のランキングです(パフパフ!)

推理部門

第3位 犬神家の一族@NHK

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この犬神家の一族は市村崑監督の犬神家の一族とは全く違った解釈になっています。最後の最後で本当に驚いた!あの青沼静馬に「哀れ・不憫」と言う感情を持つとは思っていませんでした。

 

第2位 朗読劇 名探偵金田一耕助『不死蝶』

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2019年以来のリアル公演、本当に良かったです。ビジュアル情報がほぼ無い朗読劇なのに複雑な人間関係や村の迷路のような洞窟がスッキリと頭の中に入ってくる、森本さんの脚本に脱帽です。役者さんも素晴らしく生だからこその迫力が凄かった。そして今回「お作さん」と言うアイドルが爆誕しました。このキャラ本当に好きです。

 

第1位 幻の着物と三つの思惑-三越劇場怪事件推理-

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この公演は3部作でその中の1公演だけ参加しても全ての公演に参加しても楽しめる構成になっています。自分は3公演に参加しました。内容は「三つの思惑」正にこの言葉に尽きます。公演のスタートはどの回も同じ、でも途中から内容がまったく違う物に変わっていきます。そして、その内容がどれもハイレベル!演劇を観る楽しさ・推理をする楽しさ1粒で2度おいしいグリコ状態です。2024年も新しい三越劇場怪事件推理の公演が決定しています。今回は2部公演、片方だけでも両方参加しても楽しめると思うのでお勧めです。

 

謎解き部門

第3位 星の王子さまと思い出の日記帳

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2023年3月末で閉館した星の王子さまミュージアムでの周遊謎解きです。星の王子さまの世界観がそのまま謎解きに入り込み、解く人をあっ!と驚かせるギミック、これが本当に大好きでした。こちらで開催した謎解き4公演は全て参加しました。そして使用したキットはお気に入り過ぎて残してあります。閉館は本当に残念でしたが楽しい時間をありがとうございました。

 

第2位 ホテル謎解き総選挙

kiyosato-nazo.hatenablog.com

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1宿泊で2公演行いどちらがより気に入ったか選挙を行う面白い企画の謎解きでした。公演内容はそれほど重たくなく「楽しい!」で終われます。内容が重たい公演だと最後の方でダレてしまうんですよね。重くない謎で「楽しい!」が2回続くのは我が家としてはとても嬉しいです。このタイプの公演が他でも広がるといいなぁ。

 

第1位 ある美術品と6人の招待客

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この公演は展開が色々とあって最後まで楽しく進められました。クエストレベル★5なので謎が解けずに悩む場面はありましたが、導線がしっかりしているので他の公演でありがちな「次に何をするの?(困惑)」と言う「絹糸導線」がありませんでした。美味しいレストランでの食事、某所での夜景、まったりと出来るラウンジ、どれも本当に楽しめました。せっかくホテルに泊まっているのなら、こういったホテルライフも楽しめる公演が今後増えてくれると嬉しいですね。

 

 

2023年の心残りは7月から始まっていた『池袋ミステリータウン』です。(終了は2024年1月です)

池袋ミステリータウンとは
池袋を『ミステリーの聖地』に!
多数のミステリーアトラクションを池袋各所で仕掛ける
産官学連携のまちづくりプロジェクト

豊島区は、江戸川乱歩の邸宅があるだけではなく、
区内を舞台にしたミステリー作品が多数あるなど、ミステリーとのゆかりが深い地域。
そんな歴史や文化を活かして、江戸川乱歩 作家デビュー100周年を機に、
豊島区と大学、様々な民間企業が協力して
池袋各所にミステリーアトラクションを仕掛けるプロジェクト。
それが池袋ミステリータウン。

ミステリーや謎解きコンテンツの
制作者同士が垣根を越え
共同で取り組む全国初※のプロジェクト
※日本での体験型のミステリーおよび謎解きコンテンツにおいて、事務局調べ

タイミングが合わず2023年には参加できませんでしたが、2024年から短期集中で気になるイベントに参加していきます。

2024年、夫が赤いちゃんちゃんこを着る年齢になります。長時間周遊や公演のハシゴが辛く感じるようになってきました。心身ともに鍛えこれからも楽しんでいきたいと思います。

おもいでホテル 忘れたこころと出会う場所

おもいでホテル 忘れたこころと出会う場所

参加日 :2023/12/09~10

制作  :タカラッシュ!(ブラックレーベル)

開催場所:ホテルニューオータニ東京

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『落し物はコチラへ』
一見なんの変哲もないその案内の先に待っていたのは、想像をこえる世界でした。
最近のホテルニューオータニには、ふしぎなウワサが流れていました。
それは、泊まった人々がついつい落し物をしていってしまう、というものです。
最近になって急増し始めたようですが、原因は明らかになっていないんだとか。
――それより、わたしには気になることがありました。
ホテル内に、ホテルマンの姿がないのです。
このままではチェックインできない……そう思い始めた頃、『落し物はコチラへ』という案内看板とともに、受付に立つホテルマンを見つけました。
「すみません、チェックインってこちらでできますか?」その男性はにこやかに答えてくれました。
「もちろんです、チェックインからチェックアウトまですべて担当させていただきます。
当ホテルへようこそお越しくださいました」

※公式HPより引用

ホテルニューオータニでの宿泊謎解き、今まではホテルで製作していましたが、今年はタカラッシュ!とのコラボ(ブラックレーベル)での開催です。

今回は「COCOAR」を使用したホテル内周遊謎とのこと・・・使いこなせる気がしない。

チェックインをしていつもの通りキットを1つ追加します。しかしタカラッシュさん強気ですよね。1キット追加で5,000円ですよ!まぁビックリ。

まず第一章を解きます。行く先が特定できたらキットを抱えてまず向かうのは謎に全く関係のない「ガーデンラウンジ」です。

お昼をまだ食べていなかったので先に食事を済ませます。ガーデンラウンジと言えばサンドウィッチの種類が豊富なスイーツビュッフェが有名です(昔はスイーツよりもサンドウィッチ推しだったような記憶が)

ビュッフェをゆっくり楽しむ時間がないので今回は「パーフェクトプレート」狙いです。『6種類のサンドウィッチに黒酢酢豚や油淋鶏、ドリアなど5種の軽食を盛り合わせ、一皿で美食と健康を叶えられるプレート』なんですよ。

それがこちら、小さく見えますが30㎝位のプレートにギッシリ乗っています。

ドリンクはオリジナルブレンドティー(お代わり自由)をお願いしてお腹いっぱい食べました。

さて、本題に戻ります。

第一章の特定場所に行ってARを起動します。しかしこれが上手く立ち上がらない。一度アンインストールして再インストールをしたら大丈夫でした。

そして第二章に進みますが、いつもの”探索雑魚”が発動されます!いや~見つからない、本当に見つからない。相変わらず不審者のように館内をウロウロしてやっと見つけた時にはすでにお疲れ気味です。第二章を悪戦苦闘しつつも無事にクリア!

 

そして第三章・・・・これ以降が本当に大変でした。探索は22:00~翌9:00まの間はできないのでそれまでには終わらせたい、ですがまぁ次から次へと出てくる(笑)、某所では間違える人が多いのか「ここじゃないよ、あっちだよ(意訳)」のメッセージがありました。

私たちの探索が終了したのがギリギリの21:30、ここからまた大変。何をどうすればいいのか・・・完全に行き詰まりました。提出はチェックアウトまでOKですが、一晩考えても分かる気がしない(涙)

かなり悔しいけれどもヒントを確認、う~ん・・・・と言う事はこれがアレでここがコレになってそうするとこうなるのかしら?最後の最後まで悩まされました。

結果は「120%の正解」、ですがヒントを確認したのが地味に悔しい。謎全体を見返して見ると「コレがこーなって、だからアレがあーなって、最後こーなるのね」と分かるのですが、そこにたどり着くための導線が絹糸の細さなんですよ。

謎クラさん達には解き応えがあり楽しめそうですが、自分たちにはちょっと辛かったです。夫の最後の感想が「疲れた」でした(笑)

ちなみに探索で歩いた歩数は6,400歩、約4㎞でした。精神的だけではなく肉体的にも疲れました。

 

ホテル内周遊でいつもならポスターや看板が探索対象物になりますが、今回は「COCOAR」を使う事で対象物の幅が広がりました。広がった結果、私たち”探索雑魚”にはかなり厳しい探索が続くことになりました(笑)

ただ、ハイクラスのホテルではポスターや看板はやはり野暮です。逆に対象物にできそうな素敵な『物』が館内にたくさんあるので、それを利用出来るARはホテル周遊に適しているように思えます。

これからはARのような物が主流になっていくのかもしれませんね。年寄りはついていくだけで大変です(笑)

朗読劇 名探偵金田一耕助『不死蝶』

朗読劇 名探偵金田一耕助『不死蝶』

参加日 :2023/10/28

原作  :横溝正史

脚本  :森本勝海

制作  :回路R

開催場所:アトリエ第Q藝術

ネタバレはありません。
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珈琲王の養女、鮎川マリがブラジルから来日した。
彼女の母こそ、23年前底無し井戸に身を投げた、鍾乳洞殺人事件の犯人ではないのか?
調査に乗り出した金田一耕助の目の前で再び惨劇が!
引き裂かれた男女、迷路のような鍾乳洞、底なし井戸・・・
金田一と共に謎に挑むマリ。
彼女は真実に辿りつけるのか?

※公式HPより引用

やっと、やっと、回路Rさんの『不死蝶』が上演されました!

リアル公演は2019年の『廃園の鬼』以来です。本当に長かった~。

不死蝶は2020年に本公演として上演する予定でヒロインのオーデションもされていました。しかしコロナで延期になってしまったんですよ(悲)

満を持して朗読劇での上演となりました!発表があった時本当に嬉しかったです。ずーと待っていた不死蝶が観られる!予約初日にすぐにチケットをポチりました。

 

当日、ワクワクしながら会場に向かい、会場入り口で名前を告げて中に入ります。朗読劇なので舞台はとてもシンプルに段になった足場だけです。席は自由なので一番上の席にしました。

 

時間になり開演です。

金田一耕助と百姓の「うし」の会話から物語はスタートします。金田一は長野県のとある村で23年前に起きた矢部家の次男英二の殺人事件の調査を依頼されてその村に向かっています。その村はうしの住む村でいまブラジルから来日している鮎川マリの事が話題になっていると金田一と話をしていたら、満州からの引揚げで同じ村に向かっていると言う古林も話に加わり盛り上がります。

 

村では金田一に捜査依頼した矢部家と並ぶ2大勢力の「玉造家」があり、英二を殺害したと疑われているのが玉造家の娘「朋子」、殺人事件のあった日は矢部家の長男「慎一郎」と駆け落ちをする予定でした。

そして、今回杢衛が金田一に事件の捜査を依頼した理由が、鮎川マリが行方知れずの朋子に生き写しで、そのマリと母の君江も似ていると聞き、英二を殺した朋子は君江なのではないかと疑っての事でした。

 

ある日、村の親睦のためにマリは矢部家、玉造家、村の人々を招待してパーティーを開きます。パーティーの最中マリの母君江が鍾乳洞に向かって歩いていくのが目撃されました。マリは母が夢遊病の発作を起こしていると訴えます。杢衛を始め矢部家と玉造家と金田一で君江を探しに鍾乳洞に向かいます。

みなが分かれて鍾乳洞内を探していると、奥から悲鳴が聞こえました。声のした方に向かうと英二が殺害された底なし井戸の近くで、英二と同じような状態で殺害された遺体が発見されます。

鍾乳洞に入ったはずの君江はそのまま行方が分からなくなります。この殺人は君江の犯行なのか?それとも別の誰かなのだろうか?そしてこの後も連続して殺人事件がおこります。

 

このお話は内容がかなり複雑なんですよね。人間関係や殺害動機だけではなく、殺害現場の鍾乳洞の出入り口についてなど、これをビジュアルなしの朗読劇でどう表現するのかとても興味がありました。

さすが森本さんの台本です。朗読劇なのに村と鍾乳洞の位置関係や複雑な人間関係がスッキリと頭の中に入ってきました。本当にすごいよなぁ。

 

今回は役がどれも濃くて味わいがありました。峯子は目線や口の歪みで性格の強さが表現されているし、ガンポは途中からジーニーにしか見えなくなり、お作はひたすら可愛かった!ちゃんと金田一からお礼がもらえたのか心配になりましたが、お礼をもらっているスピンオフ映像がSNSで流れてきて一安心しました(笑)

高校生由紀子役の日下部さんは以前の作品では大人の落ち着いた女性や、抜け目のないずる賢い女性などを演じていましたが、今回はちゃんと高校生でした!役者さんてやっぱりすごいよなぁと感心してしまいました。

 

この作品は横溝正史原作なので内容が陰鬱になりがちですが、今回の公演ではあちらこちらに笑いが仕込まれていました。でもしっかり横溝作品の雰囲気はキープされていて、脚本の妙を感じました。

 

次は来年2月にちょっと変わった公演があるみたいなのでまた楽しみにしています。

闇を這うもの

闇を這うもの

参加日 :2023/10/15

制作  :G-フォレスタ

開催場所:青山ビル(オンライン配信)

ネタバレはありません。
雰囲気バレNGな方はブラウザーをそっと閉じることをお勧めいたします。

江戸川乱歩  デビュー100周年に送る記念公演! 
過去に洋館ミステリ劇場で取り上げた江戸川乱歩作品の中から、もっとも人気ある作品を、2会場で上演!
ひとつは、イケフェスで一番の人気を誇る、ツタの近代建築「青山ビル」!
ひとつは、一般非公開の、洋館ミステリ劇場初の近代建築「中央電気倶楽部」! 
今秋の洋館ミステリ劇場は、お祭りだぁ!

※公式HPより引用

G-フォレスタさんの江戸川乱歩デビュー100周年記念公演が8月末にアナウンスされました。

青山ビルの10月14日、15日の2日間公演・・・・どうしても外せない用事が入っていて大阪まで行けない(悲)

その後に11月4日、5日に一般非公開の中央電気倶楽部での追加公演が決定しました!しかしこの日程もすでに用事が入っていていけない事が判明しました。

本当にWでショックです。しかし、まだ奥の手がある。10月15日 18:00からの配信公演です。配信公演ならばどこでも参加できる!と言う事でポチっとチケットを購入しました。

 

リアルタイムの配信公演では犯人当てにも参加ができます。ワクワクしながら当日を待ちました。

時間になり公演のスタートです。まず初めに丸尾さんが登場して生配信の犯人当ての投稿方法の説明がありました。

その後に案内人の森さんが登場して物語が始まります。

始まりは賑やかな楽しそうなシーンでしたが・・・・不吉なとあることが起き、そしてここから次々に事件が起こります。この摩訶不思議な事件の真相とは・・・・。

 

事件編が終わり10分間の推理タイムのスタートです。

恐らくアレがアレだからあの人が犯人、だったらアレはこう言う事なのでは?とメールに犯人とその理由を書き込みます。時間ギリギリで送信!

 

解決編の上演です。

おぉー!犯人正解!内容も結構当たっています。だた、アレは流石に察する事はできませんでした。

最後に丸尾さんから優秀な解答を送った人の発表がありました。残念~内容が足りなかったかぁ。でも、とても楽しかったので大満足です。

でも、生で観る役者さんの迫力は配信とは全然違うので、次回は現地に行って参加したいですね。

 

後日談。

なんと解答で送ったメールがエラーで戻っていました!やってしまいました(笑)