幻の着物と三つの思惑ー三越劇場怪事件推理ー
参加日 :2023.05.26-27
制作 :E-Pin企画
開催場所:三越劇場
ネタバレはありません。
雰囲気バレNGな方はブラウザーをそっと閉じることをお勧めいたします。
昭和2年。三越劇場で日本初のファッションショーが開かれた。
当時のトップモデルが舞台上で披露した着物は、一般公募のデザインから選ばれた優秀作品を仕立てたものだった。
しかし、その華やかなショーの舞台裏ではある事件が起きていた。
審査前のデザイン画1点が何者かに盗まれていたのだ。
本来であればショーの舞台を飾ったであろう、勝浦秀太のデザインである。令和5年5月。三越劇場で開かれるイベントは「幻の着物プレイバック」。
約一世紀前に夢を奪われた勝浦秀太のデザインを復刻するショーイベントだ。
発起人の掛け声で集まった制作関係者たちは、それぞれの思惑を胸に秘めていた――。
そしてそのイベント当日、幻の着物を巡って舞台本番中に事件が発生する!※公式HPより引用
こちらの公演の発表があった時、本当に嬉しかった!
だって、役者さんの演技を間近で観られ、”探索雑魚”に嬉しい探索はなし、そして【花】【風】【月】3つのストリーがあるなんて!ご褒美以外の何ものでもありません。
イーピンさんの先行販売で金曜日14:00【花】、土曜日13:00【月】、17:00【風】まとめ買いをしました。そして、帰るのが面倒だな・・・・そう言えば前々から朝食を食べてみたかった三井ガーデンホテル日本橋がすぐ近くにあるじゃない!と言う事でそちらも早々に予約をしました。
当日、ホテルに荷物を預けて三越劇場に向かいます。館内に情報パネルが3枚設置されていました。今回は公演前に確認しなくても推理に影響はありませんが、公演のストーリーの背景が分かるので物語がより興味深く感じられるとの事でした。
開場時間になり劇場に入ると入り口すぐにトゥーレン・サスキアさんのデザインした「虞美人草」モチーフの着物が展示されていて、ブルーを基調とした着物のデザインが素敵でした。色々と写真に収めて劇場内に入ると、これまたすごい素敵空間です!アールヌーヴォー・アールデコにステンドグラス!歴史を感じるこの空間で着物ファッションショーが行われる・・・・没入感が半端ではありません。開演前からかなり興奮気味でした(笑)
時間になり開演です。
オープニングで女性の演舞が始まります。すごいダンスの上手な方だなぁと思っていたら元宝塚歌劇団(宙組)の白鳥かすがさんでした。見応えのあるダンスから一転ストーリーが始まります。
そして、ここで見雲間顕示(ミック)の登場です!劇場内を自由奔放に歩き回って写真を撮りまくっていましたが、劇団関係者ではないので早々に劇場から出されてしまいます。
さて、今回の「幻の着物プレイバック」は勝浦秀太のデザインを復刻するショーイベントですが、その裏には各人の色々な思惑があるようです。ちょっとトラブルがあり険悪な雰囲気になりますが、ショーの開演一時間前にはみんな最終チェックなどのために解散になります。
そして一時間後ショーの始まりです。
なんと!ショーの最中に殺人事件が発生します!ここでミックの再登場です。事件現場を確認して警察と連携を取りながら私たち探偵に情報を流してくれます。そして推理タイムに突入です。
ー推理中ー
解決編の上演です。そして犯人の殺害動機が述べられます。なるほどこういった理由での殺害だったんですね。犯人がミックに促されて警察に向かいます・・・・ここで緊急事態発生!!会場の探偵が一体になって問題を解決します。ちょっと違いますがMMKを思い出しました。これが本当に楽しかった~!会場の一体感が半端ないです。
ちなみに探偵ミックは「取り逃がし探偵」のキャッチコピーが付いたそうです(笑)
それでは各回の感想です。
【花】
これはとても分かりやすかったです。ただ自由記入に何を書けばいいのかよく分かっていなかったので、かなり勿体ない事をしてしまいましたが100点名探偵になれました!
【月】
これは情報の整理が大変でした。アレがコレだからアレはソレ?まとめている内になんだかよく分からなくなって、一度頭をリセットしたらスッキリと全体像が見えました。危ない~こちらも100点名探偵ゲットです。
【風】
犯人・殺害方法はすぐに分かったんですよ!でも”ある事”を勘違いしてしまいました。夫も一緒に勘違いしていたので修正ができず1問不正解してしまい名探偵にはなれませんでした。残念。
3つの思惑と言うだけあって、まったく違う内容のミステリーでした。これ本当にすごいですよ。ミステリーナイトをコンパクトにした感じではありますが、内容はきちんと作られていて「コンパクトな公演だから」と言うような手抜きは一切なしです。公演のスタートは同じでも毎回新しい驚きがあり、これを作ったE-Pin企画さんと演じた役者さんに心からの賛辞を贈りたいです。
この公演もシリーズ化して欲しいです!よろしくお願いします!