六人の令嬢
参加日 :2019/08/04
制作 :フーダニット
開催場所:タワーホール船堀小劇場
ネタバレはありません。
雰囲気バレNGな方はブラウザーをそっと閉じることをお勧めいたします。
本邦初演!名手ギルフォードの傑作ミステリ。
どんでん返しと意外な結末、お茶目な令嬢たち
時は1960年代。ところはアメリカ中部の小都市。小さな通りの小さな下宿屋。
住んでいるのは未婚の六人の令嬢。
彼女たちが夢見ていたのはお向かいに住むオフィン刑事とのお茶会・・・
一見、何の害もない、純真な令嬢たちだが意外な展開に。
劇団フーダニットが誘うミステリワールドへ!※公式HPより引用
夏のミステリ三昧!第一弾は劇団フーダニットさん!
フーダニットさんは今年20周年を迎えた老舗のミステリ専門劇団です。
創立20周年記念公演の演目は何になるのか?ワクワクして待っていたら6月末に発表がありました!
日本初演ミステリ!C.B.ギルフォード作「六人の令嬢」
・・・すみませんまったく存じ上げませんでした。
でも、逆に全く知らない作品の方が先が読めなくて楽しめますよね。
そして、なんと!今回はフーダニットさんからフライヤーと一緒に当日清算用のチケットが送られてきました。
え~と・・・このチケットは日時の予約はしないで、自分の行きたい日・時間にふらっと観に行っても良いのか?暫し悩んでしまいました。
結局、予約はせず送られてきたチケットと料金を出して4日の12:00の回に入場しました。
フーダニットさんの公演は途中でお茶とお菓子のサービス付きの休憩が入ります。
初めて観に行ったときには驚きましたが、長い時間の公演なので途中休憩はありがたいです。
さて公演の内容です。
未婚の六人の令嬢が住む下宿屋、高齢の彼女たちが夢見ているのは、お向かいに住むオフィン刑事とのお茶会です。
窓から双眼鏡でオフィン刑事の部屋を覗いてはキャッキャ、ウフフと大騒ぎしていましたが、ある日その下宿屋で事件が起こります。
いや~驚いた!事件の犯行動機が斬新でした。
こんな理由で人を殺めてしまうんだ・・・でも何となく理解もできるんです。
おそらく残りの人生が少ない高齢者だからこのその犯行動機なんだろうと思います。
そして最後のどんでん返し!
あ~そうだよね、オフィン刑事があそこに行ったらああなるよね。
そして全ては無になる。
全体的には喜劇のようなストーリ展開であちらこちらで笑いが起こっていましたが、事件が起こった動機などを考えるとうすら寒い気持ちになります。
オフィン刑事が色々と先読みして一番最後があの結果だったのであれば、本当に有能な人なんだと思います。
帰りの車の中で夫と色々と想像して盛り上がってしまいました。
劇団フーダニットさんは自分の知らないミステリーを見せてくれる、とてもミステリーに造詣の深い劇団です。
次回の公演が楽しみで仕方ありません。首を長くして待っています!