kiyosatoの謎備忘録

探索が苦手な年配夫婦二人の謎備忘録です。

ミステリーが大好き、謎解きは周遊と宿泊謎が中心です。

探偵が来なけりゃ始まらない

探偵が来なけりゃ始まらない。

参加日 :2022/3/4

作   :芦辺拓

制作  :劇団フーダニット

開催場所:タワーホール船堀 小ホール

ネタバレはありません。
雰囲気バレNGな方はブラウザーをそっと閉じることをお勧めいたします。

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あの名探偵、森江春策がやってくる!
とある島にぽつんと建つ古塔ホテルのロビーでは名探偵からの宿泊予約電話にざわついていた。
名探偵はどんな問題を解決しにやって来るのだろう?
それぞれが各々の思惑に沈んでゆく。

「モリエシュンサクさんって、誰?」
たった1人あどけない少年をのぞいて…

※公式HPより引用

なんと!今回のフーダニットさんの公演は芦辺拓先生の書き下ろし作品です。

現職の推理作家さんが書き下ろして下さる・・・フーダニットさん流石です。

名探偵森江春策と言えばテレビ朝日の土曜ワイド劇場で中村梅雀さんが演じていたのを思い出します・・・・弁護士・森江春策シリーズが放映されてからもう10年以上経つんですね。

 

今回は初日のソワレを観に行きました。

劇場に入ってパンフレットを手にして内容を確認します。書き下ろしの推理劇なので、どんな内容なのかワクワクします。

 

パンフレットを眺めていると時間になり開演です。

森江俊作が孤島の宿に電話をして予約をしていますが、海が荒れているので森江俊作の到着は翌日になります。

さて、向かおうとしている孤島には何やら訳ありの人・人・人。もうすでに怪しい雰囲気がプンプンしています。

そして、森江俊作が到着する前日の夜に事件が起こります。

なぜ、あの人が殺害されたのか、そしてその犯人は誰なのか?孤島の人々は戦々恐々、意外な事が次々と露になっていきますが・・・なんでこんなに集まっているんだろう(笑)

そして、バタバタしたまま翌日を迎え、森江俊作が到着しました。

 

ここから事態がゆっくりと進んでいきます。

森江俊作は何か目的があるかのように周りを観察しながら調査を進めています。そんな中・・・・第二の事件が!

 

ほぉ~。コレは多分アレよね。と言う事はアレはそういう事?

森江俊作はすでにすべての事が分かっているかのような表情です。

島に警察が到着、そしてここから森江俊作の独壇場です!ゴロンゴロン色々な事が転がっていきます(笑)

そして事件のすべてが解決しました。

 

このお話はとっても込み入っているのですが、何とな~く全体像が見えてきます。いつもよりも短めの公演だったせいか、解決~終わりがあっさりとしているように感じました。と言いつつも、内容はゴリゴリに練られていてとっても面白かったです。

 

劇団フーダニットさんは独特の雰囲気があり(もちろん良い意味で)観ていてとても楽しい劇団です。

早くコロナが収束して以前のように、中休みのお茶とお菓子の振る舞いや、公演にちなんだお菓子の販売が復活して欲しいですね。