朗読劇 金田一耕助『扉の裏の女』
参加日 :2023/4/16
原作 :横溝正史「扉の影の女」(角川文庫刊)
脚本 :森本勝海
制作 :回路R
開催場所:ネット配信
ネタバレはありません。
雰囲気バレNGな方はブラウザーをそっと閉じることをお勧めいたします。
「あたし殺されるかもしれません。犯人を見てしまったんです。でも警察には言えません。なぜなら…」
ハットピン殺人事件の被害者は、目撃者の恋敵だった。
なぜ死体は移動されたのか?
謎に挑む金田一耕助、赤坂のナイトクラブに電話をかける!
青い扉を叩くとき、運命の十字路に待ち受けるものは、破滅。金田一耕助の人間味溢れる日常を描いた愛すべきサスペンス。
※公式HPより引用
回路Rさんのオンライン公演のアナウンスがあった時は本当にワクワクしました。それも読んだ事の無い横溝正史の作品です。この公演はアーカイブが4/30まで観られますが、絶対にリアルタイムで観たい!と言う事で4/16 19:00少し前にパソコンを立ち上げて待機です。
時間になり生配信のスタートです。
金田一耕助のアップからスタートです。
「僕、金田一耕助、私立探偵です。」
おぉ~思わず拍手をしてしまいました。引きになり隣に立っている女性が「人殺しなんです」と訴えます。初っ端から引き込まれる展開です。ワクワクしますね。
金田一はその女性が巻き込まれた事件の解決を図るべく調査に乗り出します。人に会い情報を引き出し、そこからまた調査を進めていきます。
様々な情報が集まりますが、どれも「点」で情報同士のつながりが見えてきません。しかし、話が進むにつれて「点」が段々とつながり始めます。「こことここの点がつながるのか!」ほぉ~なるほど!
散りばめられたエピソードがすべてつながり「点」が「線」になり、すべての問題が解決しました。すごい!
すごく入り組んだお話でしたが、状況がす~っと頭の中に入ってくるんですよね。これって森本さんの脚本・構成が素晴らしいのだと思います。
今回の公演は金田一耕助の人間らしさが分かるエピソードが色々とあり、それも楽しかったです。お金が無くて大家さんにお金を借りたり、等々力警部に煙草をねだったり、金田一の調査報酬の金額が!!だったりと興味深かったです。
一番ツボに入ったのが『マダムX』!最後の登場人物紹介が楽しすぎました。「新井もね」ここで爆笑してしまいましたよ。
こちらの公演はまだ購入が可能です。興味のある方は是非!
公演の最後に次回公演のアナウンスがありました!コロナで延期になっていた「アノ公演」です。めちゃくちゃ楽しみです。