kiyosatoの謎備忘録

探索が苦手な年配夫婦二人の謎備忘録です。

ミステリーが大好き、謎解きは周遊と宿泊謎が中心です。

映画 マスカレード・ホテル

マスカレード・ホテル

参加日 :2019/2/11

原作  :東野圭吾

ネタバレはありません。
雰囲気バレNGな方はブラウザーをそっと閉じることをお勧めいたします。

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都内で起こった3件の殺人事件。
すべての事件現場に残された不可解な数字の羅列から、事件は予告連続殺人として捜査が開始された。
警視庁捜査一課のエリート刑事・新田浩介はその数字が次の犯行現場を示していることを解読し、ホテル・コルテシア東京が4番目の犯行現場であることを突き止める。
しかし犯人への手掛かりは一切不明。
そこで警察はコルテシア東京での潜入捜査を決断し、新田がホテルのフロントクラークとして犯人を追うこととなる。
そして、彼の教育係に任命されたのは、コルテシア東京の優秀なフロントクラーク山岸尚美。
次々と現れる素性のしれない宿泊客たちを前に、刑事として「犯人逮捕を第一優先」に掲げ、利用客の“仮面”を剥がそうとする新田と、ホテルマンとして「お客様の安全が第一優先」のポリシーから、利用者の“仮面”を守ろうとする尚美はまさに水と油。
お互いの立場の違いから幾度となく衝突する新田と尚美だったが、潜入捜査を進める中で、共にプロとしての価値観をを理解しあうようになっていき、二人の間には次第に不思議な信頼関係が芽生えていく。
そんな中、事件は急展開を迎える。
追い込まれていく警察とホテル。
果たして、仮面(マスカレード)を被った犯人の正体とは・・・。

※映画「マスカレード・ホテル」公式サイトより引用

 この所、東野圭吾さん原作の推理映画が頻発しているよに思うのです。

2018年で「祈りの幕が下りる時」と「ラプラスの魔女」の2本。

原作を読んでいないので分からないのですが、映像化しやすい小説なのでしょうか?

前回の2本はあたりとはずれが一つずつ。

さて今回はどう調理されているのか楽しみにしていました。

 

当日チケットを購入するため端末で空き席を確認すると、見やすい良い席は埋まっていて前方の席しか空いていませんでした。

まぁ仕方ない。

今回も夫婦50割で鑑賞しました。

こんな時だけは50オーバーで良かったぁ~と思いますよね(笑)

 

さて映画の内容ですが、伏線お祭り状態でした!そしてそれが全て回収されていく気持ちの良さ!

このエピソード必要?この登場人物必要?この表現必要?

映画を観ながらちょっと疑問に感じていたのですが、無駄なものは一切ありませんでした。

 

ホテルに現れる一癖も二癖もある宿泊客たち。

「人を信じる」ことが仕事のホテルマンと「人を疑う」ことが仕事の刑事、その立場の違いにより始めは対立する新田と山岸ですが、怪しい宿泊客の対応を重ねていくうちに、「ホテルマン」「刑事」の立場の違いを理解し始め、お互いをフォローするようになっていきます。

 

徐々に事件の全貌が明らかになっていくのに、誰がターゲットになっているのかさえも分からない状態が続く中、事件が大きく動き出します。

 

ここから怒涛の伏線回収祭りです。

映像を見ながら、あぁー!あれだからこれなんだ!何度も心の中で「ほぉー!」を繰り返していました(笑)

 

たくさんの豪華なゲストが宿泊客として出演されています。

始めの方は「ホテルマン」と「刑事」の考え方の違いを象徴するようなできごととして、そして中盤から後半にかけてはストリーに大きく関わるようなできごととして絡んできます。

 

態度も目つきも悪い新田がホテルの顔であるフロントクラークになった理由、それすらもその後に起こる出来事の伏線になっているとは・・・お見事です。

あの夫婦も意外な形での共演でした。

 

エンドロールも演出が凝っていて楽しかったので映画本編が終了しても席を立たない事をお勧めします。

 

そして、最後の最後に大きな謎が!

私達の回では場内が少しざわめきました(笑)

エンドロールにでた「友情出演・・・・・・」

これを確認するためにもう一度この映画を見てみたくなりました(笑)

 

最後に注意事項です!

三半規管が弱い方!寄り・引きの演出で映像酔いをする可能性があります。

特に前方の席ではかなり厳しいと思いますので、なるべく後方の席を取った方が良いと思います。

空いていなくて前方の席になっていしまったら、そのシーンでは目を閉じることをお勧めします。