黄色い部屋の謎
参加日 :2019/11/27
制作 :ULPS(ウルプス)
脚本・演出:桜田信介
開催場所 :シアターKASSAI
ネタバレはありません。
雰囲気バレNGな方はブラウザーをそっと閉じることをお勧めいたします。
オペラ座の怪人の著者、ガストン・ルルーの名作ミステリー「黄色い部屋の謎」にULPSが挑みます!!
小説を元に完全書き下ろし作品の上演はULPSでは初の試み!!
19世紀末のフランスミステリーの世界へ、いざ・・・※CoRich黄色い部屋の謎紹介文引用
黄色い部屋の謎。
ミステリー好きならほとんどの方がご存じでは?と思う有名な古典密室推理小説です。
この舞台を観に行こうと思ったのは8月にあったカスタムプロジェクトの公演で逢川じゅんさんが出演されますとお知らせのチラシをもらったからです。
あの古典密室推理小説の黄色い部屋の謎がどう調理されるのだろう、逢川さんはどの役で出演されるのだろう?と考えたら「行く!」一択でした。
初めていく池袋のシアターKASSAI、こんなところにミニシアターがあるのは知りませんでした。
入り口にはカスタムの東さんからのお花が飾られていて「カスタムって仲いいなぁ」と思いつつ座席に着いたら、なんと東さんご本人とカスタム出演の三沢さん・君嶋さんがいてちょっとおぉ~ってなりました(思いっきりミーハーです 笑)
時間になり開演です。
いやぁ~まずは逢川さんすごい。なんだろうあの憂いを含んだ色気は(笑)
マチルドはとても難しい役なんですよ。
密室で襲われ負傷したにも関わらず、それを公にしたくない。
犯人のことも何か知っているのに頑なにそれを話そうとしない。
挙句、自分の婚約者が疑われ始めたのにそれでも真実を語ろうとしない。
婚約者は犯人ではないと切なそうに訴える演技で、なんとも言えない良い表情をするんですよね。
なぜ密室になったのか?、犯人はだれなのか?これはぜひ本を読んでいただきたい。
古典なので人によっては「えぇー!そんな理由?」「あの人が犯人なの?!」となるかもしれません。
でもその時代背景や当時の流行りの小説を考えたら納得がいきます。
今回の舞台を観たら、昔読んだエドガー・アラン・ポーのモルグ街の殺人事件を読み直したくなりました。
こちらも古典の密室推理小説で個人的にはモルグ街の殺人事件のほうが「えぇー!これってあり?」となりました(笑)