朗読ミステリー 希う-koinegau-
参加日 :2020/12/13
制作 :劇団空感演人
開催場所:Air studio(オンライン配信)
ネタバレはありません。
雰囲気バレNGな方はブラウザーをそっと閉じることをお勧めいたします。
登山を楽しんでいたのぞみとあきらは突然の嵐に襲われ山中の無人の屋敷へと避難した。
この屋敷は幽霊スポットとしても有名で過去に殺人事件が起きた場所だという。しかも犯人は捕まっていない。
嵐が過ぎ去るまで同じように避難してきた人々と共に屋敷を調べることにしたあきらは一冊の手帳を見付ける。
そこには屋敷で起きた事件が書かれていたいた。事件の真相とは・・・。
そして犯人は・・・。※公式HPより引用
この日はたまたまエアースタジオさんのHPを開いたら、なんと朗読ミステリーの文字を発見!オンライン配信を行うとのこと、ミステリーと聞いたら絶対に素通りできない性分なので、配信20分前にポチっとしました。
劇団空感演人さんはお初の劇団なのでどんな感じの朗読劇なのかワクワクドキドキしながら配信開始を待ちます。
配信スタートです。
舞台上はアクリル板で細かく区切られブースのようになっています。
登場人物が現れると各ブースにINして役者さん同士のソーシャルディスタンスを確保しています。
まず、この劇は朗読劇と銘打っていますが、他の朗読劇とは少し違っていて役者は台本を持たず、かなり動きのある演技をされていて、通常の演劇と朗読劇の中間のような感じでした。
登山中に突然の嵐に襲われ屋敷に逃げ込んだ2人、その後も次々と遭難した人たちが屋敷に現れ、合計5人が屋敷にとどまることになります。
この時点でとっても違和感を覚える事あるんですよ、どう考えても変!なぜみんな突っ込まない(笑)
屋敷の住人を探してみるもどうやら屋敷は無人のよう、5人で屋敷内を探索すると一冊の手帳が発見されます。
そしてその手帳の中身を読み上げ過去に何があったのかが露になっていきます。
そんな中、新たな惨劇が・・・・。
おや?と思うことが何か所かあり、ほぉ~これはあれと関わっているのかな?と見ていて色々と考えられとても楽しめました。
ガチの推理物とは違いファンタジー要素や叙情的要素なども盛り込まれており、それが違和感なく溶け込んでいるのは製作者の上手さを感じました。
最後にはたくさんあった伏線を次々と回収して犯人を暴いていきますが、これが気持ちいい!初めに覚えた違和感もちゃんと回収されました、うん、そうだよね、そうとしか考えられなかったよね、はぁ~スッキリしました!
このお話はミステリーではあるけれども、犯人当てが主ではなく人との繋がり・・・と言うのかな?そう言ったものが中心になっています(語彙力!)
ミステリー要素抜きでも楽しめました。